『江ノ島西浦写真館 | 三上 延』- あらすじと感想
- 2018.08.07
- その他

こんにちは!
ここ最近すごく暑いですね!
仕事も忙しく若干バテ気味です。。
がっつり焼肉でも食べてエネルギー補給したい今日この頃です。
それでも読書はやめないですよー!
今回読んだ本は『江ノ島西浦写真館/三上 延(光文社文庫)』です!
あの『ビブリア古書堂の事件手帖』の作者さんの新しい作品ですね。
私はビブリア作品も写真も好きなので、思わずこの本を手に取ってしまいました!
後悔しているわけじゃないんですけどね!実用書後回しにし過ぎている!笑
今モチベーションが上がり次第読まなきゃいけない本が沢山あって、
幸せ。
うん、どうでもいいですね。
本題に入りましょう。
あらすじ
江ノ島にある西浦写真館。
そこの主人が亡くなった所からこの物語は始まります。
写真館の主である祖母の遺品整理の為、主人公の桂木繭はずっと訪れていなかった、故意に敬遠していたその写真館を訪れる事になります。
繭は学生の頃は写真家を志していましたが、“ある出来事”がきっかけで写真や写真で関わりのあった人達と距離を置いて生きていく事にした為、写真館のある江ノ島へは立ち入っていませんでした。
しかし遺品整理のために強制的に写真館へ行かされた事によって、物語が進んでいきます。
懐かしい写真館で遺品整理をしていると、缶の中から『未渡し写真』なる受け取り手が来ていない写真が出てきます。
繭はそれを持ち主へ返すとともに、その写真にまつわる謎を解いていく。
というお話です。
うん、ビブリアが写真になったけど、同じ流れですね!笑
感想
あらすじでも述べましたが、これはビブリア古書堂の事件手帖と同じ流れを写真をテーマに変えて書かれた作品です。
本なら作品の数だけ物語を考えられそうですが、まさか写真でやるとは思いもしませんでした!
主人公は写真が大好きだった頃の(主にフィルムの)知識を生かして、写真の謎を解いていきます。
そんな中で思いもよらない写真が出て来たり、ある事件の証拠となる写真が出て来たりと話が膨らんでいくのです。
この本で一番の魅力は、主人公です。
普段は自信のない性格なんですが、古書堂の主よろしく写真の事になると急に力強くなります。笑
やっぱりこういうスイッチ入っちゃうキャラクターは魅力的です。人間味があります。
とはいえ、今回の主人公は写真と関わってはいけないと思っています。その点は違いますね。
それでも写真にまつわる謎を解くために写真に触れ、少しずつ心境に変化が起こります。
それがこの物語の主軸です。
個人的には。。
正直言うと、私はビブリアの方が好きでした。笑
だってあれ面白いんだもん。。
でも、この本も楽しく読めた事に変わりはないです!
忙しいながらも本が読みたかったので、こういうライトに読めて面白い本は重宝しました。
また、写真や江ノ島が好きな人は特に情景が浮かびやすいと思います。
完結しちゃったし無いと思うけど、続編用意してくれたら嬉しいなぁ。。
今日は薄い内容ですみません。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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