仕事のモチベを上げたい人へ!「死ぬこと以外かすり傷|箕輪厚介」
- 2018.10.24
- ビジネス関連

こんにちは。
そろそろ本当に寒くなってきましたね。
新しい服がほしくなる季節です。
そういえば読書の秋っていうけど、あれ何故なんですかね?
年中読んでる私としては、どの季節もさして変わらない…。
ま、そういう季節だからより一層読まないと!ってわくわくするからいいですけどね!
さて、今回読んだ本は実用書です!
意識高い系ビジネス本ですよ~。
その本は、『死ぬこと以外かすり傷|箕輪厚介』です。
タイトルが凄く良いと思いませんか?
疾走感が感じられるタイトルです。
もともとは別の方が発信した言葉だったかな?
とはいえ、良いチョイスであること間違いなしです。
このタイトルだったら、たとえどのジャンルの誰の本でも興味をそそられてしまいそうです。
この記事のタイトルを見てアクセスしてくれた方はきっと、仕事のモチベーションが上がらなかったり、もっと頑張りたいって気持ちがある方だと思います。
そんな方にとって、この本は多少なりとも刺激になると思いますよ!
「こんな働き方できるか!」
って思いつつも、刺激を受けるような、そんな感じの本です。
本の概要
有名編集者・箕輪厚介さん自身が書いたビジネス書
この本は、ホリエモンの話題作やお金2.0など、さまざまなベストセラーとなったビジネス書を担当した編集者、箕輪厚介さん自身が書いたビジネス書です。
ビジネス書であり、自叙伝である本ですね。
自らが担当した本についてのエピソードを元に、どのようにしてこれだけ人気の本を次々と出してこられたかを述べ、それを通して自分の仕事の価値観を伝えている本です。
テーマは熱狂
テーマは『熱狂』。
自らが熱狂して突っ走って、それによって沢山の人を熱狂の渦に巻き込んでいく。
それがこの人の仕事の根幹です。
この手の自叙伝を読んだ経験のある方はお察しかと思いますが、この本は方法論ではなく精神論が強いです。
感想
斜め上をいく働き方をする人だった。
私が最初に思った事です。
いえ、<b>褒め言葉なんです。
この本のテーマが「熱狂」って述べましたが、その通りこの人の仕事は普通じゃないんです。
勢いがとにかくすごい!
まず「やります!」で仕事引き受けて、その後になってから現実的な部分のつじつま合わせに邁進するっていう、普通と逆のプロセスで仕事を進めているんです。
失敗が許されないという現代の日本人の発想とは違いますよね。
時代を作るのはこういう人なんだろうなぁ、と漠然と感じました。
煽られている感のある章タイトル
読んでいると凄く感じる。
「読者は煽られている」感。
目次を見てみると分かりますが、各章のタイトルが
「意識ぐらい高く持て」
「教祖になれ」
「スピードスピードスピード!」
「量量量!」
「努力は夢中に勝てない」
とか、一部抜粋ですが、凄く煽られている感じするんですよね。
でもそれがどこか心地よく読めるのは、私が仕事に刺激を求めているからでしょうか。
これだけ突っ走ってる人が言うから、素直に受け止められるような章タイトルだなと思います。
新しい時代の働き方
ちなみにこの人はビジネスサロン?というのをやっていて、その会員の人たちで集まって様々な仕事をする組織があるそうです。
それも、会費を払って仕事しているそうです。
一部からは信者を使ったビジネスだと揶揄されているようですが、わざわざお金を払ってまでやるような面白い仕事を推し進めているんです。
なんかびっくりですよね。でも夢中になれる仕事をしてお金を稼げるのなら、その環境にお金を払うのもありなのかもしれません。
凄いなぁと、またも漠然と感じてしまった始末です。
これからの時代は働き方がどんどん変化していきます。
一つの会社で一生働くことはできないし、複業は当然。
お金の稼ぎ方だって給料だけじゃなくて、SNSを使って稼いだり、いろいろな方法が出てくるのです。
そんなこれからの時代、こういった人たちが先頭に立っていくんだなと感じるとともに、自分自身も少しは見習って突っ走りたいなと思わせてくれる本でした。
こんな人に読んでみてほしい
こんな人はこの本で良い刺激が得られるんじゃないかなと思います。
– 頑張りたいけど、どうもモチベーションが上がらない人
– 仕事がマンネリ気味で、ちょっと退屈な人
– 意識を高く保ちたい人
逆にこんな人は読まない方が良いと思います。
きっと嫌な気持ちになったり、くだらないと感じてしまいます。
– 真面目に働く事が至上であると思う人
– 今の仕事に居心地良さを感じる人
気に入った箇所の引用
最後に、私が良いなと思った箇所を引用します。
僕は究極、中身がすべて白紙の本であっても、人の行動を変えることができればいいと思っている。情報の価値自体がかぎりなく0円になっている今、本は体験を売るしかない。
これは凄く共感しました。
小説もビジネス書も関係なく、私は本の価値というのはUXにあると思っています。
UXとは、それを通して得た経験の事を言います。
その本を読んだ人が何を感じ何を想い、そして価値観や行動にどういった変化が生まれるか。
それこそが本の価値だと思います。
ビジネス書は特にだけど、情報を本で売るって言ってもスマホで調べられる事が大半です。
体験を売るっていうのは最も大切な事だと思います。
続いて、
人は全く手の届かないものをほしいとは思えない。小さくても出来ることを繰り返していると、人生をかけて夢中になれることがやがて見つかる
これが一番感銘を受けました。
こんな人でも積み重ねを大切にしているんですね。
少しずつでも成長をやめない事の大切さが分かる文章です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
次は小説を読みますよー!楽しみ!
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