『蚤とり侍|小松重男』感想

『蚤とり侍|小松重男』感想

こんにちは。

今回読んだ本は、「蚤とり侍|小松重男」です。

 

映画が気になったのが読むきっかけ

この本は、阿部寛さん主演の映画になっています!

蚤とり侍」は、自らが仕える藩主への失言が原因で「ねこののみとり(職業名)になってしまえ!」と言われ藩を追い出されてしまった元エリート侍が、本当に「猫の蚤とり」として働く物語です。

以前映画を見に行った際にコマーシャルがやっていたので、ちょっと気になってました。

そしたら本屋で出会ってしまって、しかも表紙が映画版の絶妙なやつ!

これはもう読むしかないと思って買ってしまいました。笑

ねこののみとりとは?

「蚤とり侍ってどういう意味?」

という方がいらっしゃると思いますので、簡単に説明しましょう!

 

猫の蚤取り」は、猫の蚤を取るという名目で家にお邪魔し、依頼主の女性に性的なサービスをする職業です。

現代で言う「男娼」です。

これは、間違っても侍がやる仕事ではないようですね。

何より、プライドが許さないので。

 

「蚤とり侍」の主人公は、そんな仕事であるにも関わらず、藩主が怒って言ったことを「主人の命令」として捉え本当に猫の蚤取りになります。

はじめこそ風俗の右も左もわからない主人公ですが、教養があり武士言葉を使う主人公。

そんな特徴を持つ蚤とりは、他にはない。

それが噂を読んで、なんと大活躍してしまうというお話です!

概要

侍や商人の時代を描く短編集

まずはじめにお伝えしたいのは、この本は短編集という事です。

そして、作品毎の繋がりはほぼないです。

「蚤とり侍」が目的で読もうと思った方(私です)、「想像と違った」という方が多くいるのでご注意ください。

でも言っておきますが、どれも面白いですよ!人情物が多いです。

 

この本は、侍の時代のお話です。

侍だけでなく、商人、風俗、無職など、様々な人たちの話が描かれます。

こういう時代があったんだという事を知る意味でも、大変興味深い物語でした。

感想

時代を感じさせる言葉遣いで、小気味よいリズムで読み進められます。

古い漢字が若干多いので、調べながら読むことになる可能性もありです。

歴史の授業じゃ知ることのない、当時の色んな仕事を知られるのも魅力かなと思います。

映画がすごく面白そうだったので、そのうち見たいと思います!

あとがきに映画の感想書くのもありですかね?

 

今回も読んでいただきありがとうございました!