『夫のちんぽが入らない | こだま』あらすじと感想

『夫のちんぽが入らない | こだま』あらすじと感想

こんにちは。

年度が変わりましたね。そして元号も変更です。

「令和」は多くの人が肯定的なようで、世間が盛り上がったのを感じました。

うんうん、みんな新しい元号と共に良いスタートを切れるといいね!

 

さてさて、元号のお話はしましたが、今回読んだ本は元号とは何ら関係ありません!

ちょっとタイトルがアレだったから前置きが欲しかったのです…笑

今回読んだ本は、『夫のちんぽが入らない | こだま』です!

 

きっとこの本知らなかった人はきっと「えっ」ってなっている事でしょう。笑

でもこの本はネタでも何でもなくて、「当たり前がままならない事の苦しさ」が描かれている、歴とした実話なのです。


 

概要

著者の半生を描いた実話

この本は上述の通り、実話です。

この本は著者さんの実体験を洗いざらい書き連ねたエッセイとなります。

著者さんが夫となる人との出会ってから、付き合い結婚し、その後の生活まで。つまりその半生をそのまま書いたものです。

時折にわかには信じがたいおかしな話も混ざるのですが、その辺は面白おかしく。主な悩みの所はその時感じた想いから考えまで、本当に全てを吐露しているのがわかります。

だから正直受け付けない人には嫌悪感をすら覚えるぐらいの内容です。

 

でも、だからこそ、同じような苦しみを抱えた人にはとても響く本です。

あらすじ

この本のスタートは著者さんが大学へ入学する所から。

一人暮らしでボロい安アパートへ引っ越し、そこで将来の夫となる人と出会います。

 

そこでお世話になりつつも、あれよあれよとスピートで交際に発展。

そして行為に至る訳ですが、その時に大きな問題が。。

 

そう、夫のアレが入らない

一見笑い話に聞こえるかも知れませんが、本人にとってはとても大きな問題。

毒親に育てられた著者さんは自分の欠陥があるばっかりに夫に迷惑をかけていると思う訳です。

 

そうなってくると、女性としての自信にも関わる問題なのかなと思われます。

それでも一切文句を言わない旦那さん。精神的な繋がりは深まっていき、二人共が就職したのちに結婚。

行為に及ぶ事はできないけれど、それなりに幸せに暮らします。

 

しかしその後、様々な問題が起こります。

生徒からの嫌がらせ、夫の風俗通い、ストレスによる病気。ついには夫までも精神を患ってしまう。

 

周囲からは「子供を作れ」なんて言われても、そもそも入らない。

体外受精もあったけれど、病気で産める体じゃない。でも子供好きな旦那にはただただ申し訳ない。

 

内心で様々な想いが巡っていても著者さんの性格上何も言えず苦しむばかり。

それでも優しい旦那の言葉でなんとか生きていく。という話です。

性の悩みというタブーを包み隠さず書いた問題作!

この本の最大の特徴はやはりここですよね。

性の悩みって人にはなかなか言えないものです。ましてや自分に問題があるのでは?と思ったらなおさらの事。

それを包み隠さず描いたこの本は、同じように悩んだ人から「自分と同じ人がいるんだ」と励みになったという声が多く寄せられたようです。

 

一方、そんな経験がない人からのバッシングも数多くあります。

性的な話はデリケートな領域ですからね。そういう話を聞きたくないという方にはあまり向かないかと思います。

感想

同じ経験はしていないけれど、思う所はある。

私は同じような経験をした事はありません。でも、この作品で感じた事はあります。

 

一つは折り合い

人生において障害が無いという人はほぼ居ないでしょう。問題事の中には時として解決ができない事も起こり得ます。

そんな時どうやって折り合いをつけていくか。それはきっと自分を納得させる言葉です。

誰かの思いやりのある言葉だったり、仕方ないという言葉だったり。

そうやって折り合いをつけるのも人生かなと思いました。

 

そしてもう一つは幸せについて

幸せは他者が決めるものではありません。結婚して子供がいる事だけが正しくて幸せな事かと言えばそうではありませんよね。

独善的な事を言う人は世の中に沢山います。でも、結局は自分や自分達が幸せであればそれで良いんです。

 

周囲の言葉に傷付いている方へエールを送っている本でした。

最後に、この言葉だけは頭に入れて欲しいな。

私は目の前の人がさんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。

批判が多かったけど

それぞれ見かけた批判に対する私の考えはこんな感じです。

「気持ち悪かった」

うん、確かに。って思う所はありました。知らない人と関係を持ってる期間の話とか、受け付けない人の気持ちはわかる。

 

「解決策が無い」「諦めてるだけ」

これすごく多かった。

人生どうしようもない事があって、どんなに頑張っても解決できない事が多々あります。

その中で自分を納得させながら生きていくしか無いんです。自分の中の最善をとるしか無いんです。

こういう事言う人の人生はそんなドラマチックでハッピーエンドな展開しか無いのでしょうか…、疑問です。

 

「サブカル好きがタイトルに釣られて褒めそやしてるとしか思えない」

それはちょっと思った。でもそれで広まって、感銘を受ける人の手にこの本が渡るならそれで良いと思う

まとめ

私は「よくここまでぶっちゃけたな」と思いました。

著者さんの半生を全て吐露したからこそ、感銘を受け励まされた方がいるのだろうと思います。

 

私はこの本から考えさせられる事も多くありました。

だからできるならこの本を多くの人に知ってもらいたい。

それと著者さんのこれからが幸せだといいなと、ささやかながら応援したいです。

向いてる人、向いてない人

この本は賛否あるので、こんな人に読んで欲しいなと思う。

・世間一般の幸せを掴めない気がする人
・性的な悩みを抱えてる人
・どうしようもない問題を抱えてる人

一方こんな方はやめた方が良いです。

・性的な内容が苦手な人
・精神的に潔癖な人
・卑屈気味な人が嫌いな人

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!